感染予防を極めることへの看護師のメリットとは

看護師として病院に勤める以上、感染予防は常に考えていなければいけない事象です。
院内感染が起きてしまった場合、患者だけでなく医療スタッフにも大きな影響があります。最悪の場合、院内感染を引き起こした病院はメディアによって世間に大きく報道されてしまうでしょう。
また、患者との接触が多い看護師は感染するリスクが大きくなります。そのため、病院の指示に従うだけでなく、看護師として感染予防を考えることは大切なことです。
自分が病気に感染してしまった場合は病院を休まなくてはならないばかりでなく、家族にも迷惑を掛けてしまうことになります。
感染予防について学ぶことは自らのためだけでなく、大事な家族を守ることにつながる大切な行為です。

看護師として感染予防を極めていくことは前述で述べたこと以外にも大きなメリットがあります。
それは、感染管理認定看護師という資格です。
資格を取得するには通算5年以上の実務研修や資格試験といったハードルはありますが、有資格者になることで労働条件が変わる可能性が高くなります。
まずは給与の待遇面でメリットが出てきますし、転職を行う際にも大きなアピールポイントにもなるでしょう。
いつでも良い待遇で転職ができるという余裕があるだけで、普段の仕事に対しても余裕が生まれてきます。
この感染管理認定看護師という資格を保有した看護師が医療機関にいることで診療報酬が変わってくる点も重要です。
有資格者がいることで大きな収入が見込めることもあり、病院側は有資格者の採用を積極的に行います。そのため、感染管理認定看護師の資格を保有していることで就職に有利になる可能性が高い点もメリットです。